空間デザイン #4
大工の手が紡ぐもの

棟上げが終わり、大工さんたち職人はこの家の顔になる格子の制作に入った。
部屋の中には、爽やかな木材の香りが吹き抜けている。


足音にのこぎり、時には鉛筆で線を引く音さえも聞こえてくるような静かな環境でそれぞれの職人が黙々と作業続けている。
しかし、全体で作業する際には見ていて惚れ惚れするほどのチームワークを発揮する。




その手の挙動すべてが心地よく、永遠に見ていたいほどの光景だ。
大工たちが大きな木材からこれらを紡ぐことで、この先何十年も生活していく基盤になっていく。