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中村健太 写真集 「銀河に埋める」

 

“看板も、バス停も、繁華街のネオンサインも、僕には読めない文字で書かれている。
僕は男に聞く、この文字は何かと。「メラテード語のことかな?」なるほど?
「過去・現在・未来、時間はみな舞台役者のように空間という一つのステージに同時に存在していて……」
男はおそらくこの言葉について説明してくれているのだろうけど、僕には理解できなかった。
僕は、異世界に迷い込んだのだろうか”

—銀河を埋めるより抜粋

 

LOBJETのカメラマン 中村健太の初の写真集「銀河に埋める」
銀河の果ての異世界に存在する写真集を作りたい…という考えからこれまで撮影したものを再構築しているそう!

白雪姫姿のおばあちゃん
3Dメガネをかけた白無垢姿の女性
鯛と双子の赤ちゃん
蛇の抜け殻を持った野球少年

表紙の読めない文字から、ページを捲れば捲るほど「なにこれ?」と不思議な感覚になる写真が載せられています。
気になる部分が多い写真集を、本人に話を聞き、制作までのエピソードを取材していきます!

 


中村健太 写真集 『銀河に埋める』

中村健太の自身初となる写真集。
中村がこれまで撮影してきた写真群を「時間という概念からの解放」というテーマで再構築しています。例えば宇宙の果て、異世界のような場所に存在する写真集を作りたい…という考えからタイトルを『銀河に埋める』としました。
そういうコンセプトのもと、デザイナーの中屋辰平は新しい言語 (メラテード語:Melatadeと名付けました)を作り、写真集のデザインに落とし込んでいます。
しかし、上記文章はあまり重要ではありません。あくまでも写真集を楽しむためのスパイスとして捉えていただければ幸いです。

写真・中村健太
デザイン・中屋辰平
テキスト・柳下恭平
印刷・藤原印刷株式会社
判型:216× 300mm
頁数:136頁
製本:コデックス装+ステッカー貼り
言語:日本語、メラテード語