デジタルと手仕事のあいだで
暑かった秋から一気に寒さが増し、冬を感じる日も増えましたね。
ロブジェ デザイナーの嶋田です。
私は、日々社内のデザインやクライアントワークに取り組んでいます。
制作の多くはMacの画面上で行うデジタルワーク。
そのため、ほとんどの仕事はデジタルで完結しますが、私にとって「手書き」は欠かせない要素のひとつです。
デザインの方向性によっては、あえて手書きの要素を取り入れることがあります。

線のゆらぎやインクのにじみ、偶然生まれる表情には、デジタルでは再現できない“人の温度”が宿ります。
手書きの筆跡が加わるだけで、デザイン全体の印象がやわらぎ、より豊かな表現になることもあります。
そんな手書(描)きに使う道具はさまざまです。

さまざまな筆やペン、割り箸や木、
そして最近お気に入りなのが「ガラスペン」と「つけペン」です。
どちらも少し扱いが難しいけれど、インクののり方や掠れ方が独特で、描いている時間も楽しく感じられます。


最終的なデータはもちろんMacで仕上げますが、
そこに手書き文字や線を取り入れることで、作品に深みやあたたかさが生まれます。
デジタルの精密さと手仕事の不完全さ、その両方を行き来しながらデザインすることで、
“人の気配”を感じる表現ができるのだと思います。
手を動かしながら生まれる感覚や発見を通して、
クライアントの想いを形にする大切な時間になっています。